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君が言ったから

2011.08.16 11:23|妄想小話
南の国からこんにちは

最近夜更かしばっかりしてるべるです。

何をしてるかって言うと、
某様との会話で思い出した昔趣味の小説を読んだり、
そろそろ新作出るな~って言うずっと買ってる
BL小説を読んでついつい寝るのが
2時とか3時で・・・。

お肌の曲がり角も崖っぷちもとうに超えたお年頃w
の人間がすることじゃありませんね|||||(´ω`;)||||| ドヨ~~ン

そういうときに限って、夜中に何か
思いついたりするんですよね。

日常シチュщ(゚▽゚щ)カモーン
と言う心の広い方は続きへどうぞ。

『記念日』


 もうすぐ11時だ。
 俺はひとりリビングのソファーに座ったまま、テーブルの上に置いてある携帯電話が
鳴るのをひたすら待っていた。
 当然、かけてきてほしいのは先輩だけだ。
 だけど、何度電話をしてもメールをしても返信がない。
 俺はため息をついて、ソファーに背中を預けた。
「今夜は気合を入れて夕飯作りますから、早めに切り上げてきてくださいね」
「・・・おう」
 帰る前にそうお願いした時の生返事を思い起こせば、当然考えられることだった。
 今は特別忙しくないけど、先輩は実験が上手くいきすぎて夢中になっていた。そんなときの
先輩は本当に時間を忘れてしまう。
 俺は恨めし気に時計と、キッチンに用意した夕食をちらりと見た。
 せめて、日付が変わる前に食べて欲しいなぁ。
 そんなふうに思って天井を眺めていたとき、俺はふと嫌な予感がして背筋が寒くなった。
 俺のバカ!
 もしかしたら先輩が事故か何かに巻き込まれたかもしれないじゃないか!
 そう思ったらいてもたってもいられなくなって、慌てて立ち上がって大学まで先輩を
探しに行こうとした。
「ただいま~」
 そのとき、玄関が開く音がして先輩の声が聞こえた。
「先輩!大丈夫でしたか?」
「あ?何がだよ?」
 そういって眉を寄せる先輩は、全くもって元気そうだった。
「・・・先輩。遅くなるなら連絡くらいしてくださいよ。俺、何度も電話もメールもしたのに」
「え?・・・あ、すげーたくさん着信がある。悪い」
 先輩は携帯電話をバッグの中からごそごそと取り出すと、軽く謝った。
 携帯電話は携帯してこそ意味があるんじゃないのかな・・・。
 俺は軽く眩暈を覚えながらも、先輩を慌てて中に入れる。
「先輩、お腹すいたでしょ?すぐに用意するから待っててくださいね」
「え?飯ならロッカーに買い置きしといたパン食ったぞ」
 平然とそう言う先輩に、さすがの俺も怒りを隠せなかった。
「俺、今日の夕飯は気合入れて作るっていいましたよね?聞いてなかったんですか?」
「は?知らねーよ、そんなの」
「言いましたよ!俺は今日は・・・、今日だけは・・・」
 きっと、俺の気持ちを伝えても先輩にはわかってもらえない。
 俺は諦めてため息をつくと、先輩に背中を向けて言った。
「もういいです。明日も早いですから、シャワー先にどうぞ」
 それだけ言うと、俺はキッチンに戻って後は揚げるだけのコロッケを見つめた。
 あれはまだ、告白してカミングアウトする前のこと。
 先輩が前のアパートに仮眠しに来るようになって、ある日たまたま俺がコロッケを
作っていた。
 彼はその揚げたてのコロッケを一口食べて、言ったんだ。
「これ、うまいな」
 満足げに口元を緩めていた先輩を見て、俺は嬉しくてたまらなかった。
 ただ必要に迫られてこなしていた料理を、初めて褒めてもらえた。うまいって、言って
もらえた。しかも、先輩に。
 それが嬉しくて嬉しくて、しばらくはさらにおいしいコロッケを作ろうとして研究
したっけ。
 昨日カレンダーを見ていて、急に思い出した。何年も前だけど、それは今日だって。
 だから、今日は先輩にコロッケを食べて欲しかった。
 もちろん先輩があの日のことを覚えているはずはないけど、それでもよかった。
「おい、森永・・・」
 俺の後を追うようにキッチンに入ってきた先輩が、手元のコロッケを見て言葉を切った。
「何だ、今日コロッケだったのかよ」
「え?はい、そのつもりで・・・」
「だったら先にそれを言えよ!くそっ、損した・・・。てか、今からでもいいから揚げろよ」
「え?」
 戸惑う俺に、先輩は強く言った。
「俺今から風呂入ってくるから、その間に揚げとけよ。いいな!」
 そう言って着替えのパジャマを抱えた先輩がバスルームに消えた。
 俺は急に気分が浮上してくるのを感じながら、命令通りコロッケを揚げた。
「うん、うまい!」
 先輩はコロッケを口いっぱい頬張って満足そうに言った。
 ああ、俺って現金だなぁ。こんな先輩の顔見ただけで喜んじゃって。
 俺はちょっと涙ぐみそうになりながら一緒に食べていると、先輩がふと考え込むように
手を止めた。
「そう言えば、俺子供の頃コロッケって特別好きじゃなかったんだよな」
「そうなんですか?」
「好きになったのは大人になってからだな。うーん・・・大学に入ってからくらいか?」
 それってもしかして、俺のコロッケがきっかけ?
「そんなに好きならもっと頻繁に作りますね」
「ああ、そうしてくれ」
 そう言うと先輩はまたコロッケを食べることに夢中になった。
 俺はうつむいて、先輩に涙が見られないようにしていた。
 嬉しい。本当に嬉しい。
 自分の料理を先輩が喜んでくれて。
 先輩の為に料理が作れて。
 ひとりぼっちじゃない。好きな人と一緒の日常。
 それがどれほど得難い貴重なものか、俺はよく知ってる。
「先輩、好きですよ」
「・・・・はっ?何言ってんだよ、急に!」
 先輩は口に運ぼうとしていたコロッケを落としながら動揺して真っ赤になった。
「何でもありません。ただ、言いたくなっただけ」
 俺は嬉しさを隠せずににっこりと笑うと、身を乗り出してテーブル越しに先輩に近づいた。
「だから!何だよ!」
 赤くなりながら睨みつけてくる先輩を見て、俺は本当にたまらなくなった。
「ほっぺ、ついてますよ」
「え・・・?」
 先輩が頬に気をとられている隙に、素早くキスを奪う。
「てめ・・・・っ!」
「好きですよ、本当に」
 重ねて言って、もう一度顔を近づけた。先輩の動きが止まって、瞼がゆっくりと閉じられる。
 好きなのはコロッケじゃなくて、「俺の作った」コロッケだっていつか気づいてくれるかな。
 それまでは毎年、今日という日にコロッケを作ってみよう。
 俺はそう決意しながら、愛しい人をより強く引き寄せた。







「これ、うまいな」と君が言ったから○月○日はコロッケ記念日


そんなもろパクリなことを書いてみる orz

きっと若い人は知らないかもw
これ、子供心に記憶に残っていたんですが急に思い出してw
森永くんはこれくらい平気で言いそうだ( *´艸`)

我が家はコロッケを作るとき
何故かポテトサラダは必ずセットです。
この前はフライドポテトもあったので、
「ポテトパーティーだねw」と言ってました( ゚Д゚)ウマー

どこの新婚夫婦だよwって話でしたが、
ここまでお付き合いくださって
ありがとうございました。
 
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コメント

新婚さんいらっしゃい♪

こんにちは♪
可愛い新婚カップルはずっと眺めてても飽きないですね~。森永くんのコロッケはすごく美味しそうです(*^^*)。私も食べたい…
無意識にいろいろ刷り込まれてる兄さんも可愛いなあ(*´∇`*)~**。゜・パアアア
ありがとうございました♪

Re: 新婚さんいらっしゃい♪

syuyu様、ありがとうございます。

痴話喧嘩しながらもいちゃいちゃしてる
新婚さんはいいですね(*´∀`*)

森永くんはきっと、かつての研究の成果を
いかんなく発揮して、より兄さんの胃袋をつかむ
おいしいコロッケを作ってくれることでしょう。
ああ、食べたい。じゅるり。

ありがとうございました。

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