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君と特別

2011.09.12 10:23|妄想小話
南の国からこんにちは

今日から三連休なんだぜ、イエッフー!ヽ(・∀・)ノ

少々浮かれてます、べるです。
秋服を買いに行くのと、
放置してひどいことになってるw
髪をどうにかしに行くミッションがあります。

本当にどうにかしないと・・・orz

前回の『ツンデレの休日』の夜編を
望んでくださる方がチラホラいてw
予定はなかったんですが、ちょっと続きを
妄想してみました。

あ、でもエロくはないです(>_<)
後づけなので、出だしが前回のラストと
ちょっと矛盾してます(汗)

それでは、心の広い方は続きへどうぞ。

『special』

 ったく、あのバカは!
 俺は熱いシャワーのお湯を頭から浴びながら、ひとり悪態をついた。
 何かって言うとべたべたしてきやがって。
 さっきまで普通にしてたのにいきなり抱きついてこられると、みっともなく動揺してしまう。
 深い深呼吸を繰り返して、やっと早鐘を打っていた鼓動が落ち着くと、俺はバスルームを出た。
 長い髪を無造作にタオルで乾かしながらリビングに入ると、動きを止めた。
「え・・・?」
 明るいリビングのテーブルには夕食が並べられ、おいしそうな匂いをさせている。
 しかし、そこにいるはずの森永の姿がなかった。
「おい、森永・・・?」
 せっかく落ち着いた鼓動がまた乱れ始めたのを意識しながら、俺は廊下に出て森永の部屋を
ノックしてみた。
 返事はない。
「森永!」
 そう言ってドアを開けたが、暗く冷たい部屋には森永はいなかった。
 落ち着け。何動揺してるんだ。
 俺はそう自分に言い聞かせて、リビングに戻った。
 あいつは・・・どこか・・・、何か買いにいったとか?
 そうだ。何かが足りなくなって買いに行ったんだろう。
 マメなあいつが食事をテーブルに置きっぱなしということは、近くなんだろう。
 それなら、そこのコンビニかもしれない。
 だから、落ち着け。
 俺はわずかに震える手で冷蔵庫を開け、夕方一緒に買い物に行ったときに買った、
いつもよりちょっといいビールを取り出した。
『今日はちょっと奮発しましょうよ』
『何かあるのか?』
『何もないけど、特別な日ですよ』
 そう言ってあいつは笑ったっけ。意味はわからなかったけど、あいつが嬉しそうなら
それでいいと思ってそのビールにした。
 俺はビールの缶を開けて、一口飲んだ。
 それは苦さだけが口の中に広がって、少しもうまくなかった。
 そのとき、玄関のドアが開く音がして俺は慌ててリビングのドアを開けに行った。
「あれ、先輩。もう・・・」
「お前どこ行ってた!」
 考えるより先に怒鳴り声を上げていた。
 森永はびっくりして大きな目をさらに見開いて手に持っていた袋を持ち上げた。
「あの、トイレの電球が切れてたから、コンビニまで買いに・・・」
 そうだ。当然そういうことに決まってる。
 こんなに動揺する方がおかしいんだ。
「すみません。先輩シャワー浴びてたし、一応声かけたんですけど・・・」
「いや・・・。怒鳴って悪かった」
 俺は森永と目が合わせられず、動悸が収治まらないまま背を向けてテーブルの前に座った。
「さっさと飯にするぞ」
「はい。今日買ったビール開けますね。・・・っと。先輩開けちゃったんですか?」
「ああ、悪い」
「いいですよ。風呂上がりのビールってうまいですよね」
 森永はビールを注いだグラスをふたつ持ってテーブルに持ってきて食事を始めた。
 リクエスト通りの和食を食べながら、俺はそのグラスに手をつけられないでいた。
「先輩?ビール飲まないんですか?ぬるくなっちゃいますよ」
「あ、ああ・・・」
 さっき飲んだらまずかったから、とも言えず俺は渋々一口飲んだ。
 うまい。
 さっきは後味の悪い苦さだったのに、今はその苦さが逆にうまく感じられる。
 何で?おいしい食事と一緒だから?
 それとも、森永と一緒だから?
 そんなことを思いついて、顔がかあっと赤くなる。 
「先輩?」
「ごちそうさま!お前も食い終わったんなら、風呂入ってこい!」
 俺は森永をバスルームに追いやると、食器を洗うためにキッチンに立った。
 自分の中で、この手の不安はいつになればなくなるんだろう。
 普段は、森永がいなくなるなんて微塵も思わない。毎日家でも大学でも一緒にいて。
 俺が命令を下して、あいつが言うことを聞いて。
 あいつが抱きついてきて、俺が殴りつけて。
 そんな毎日が当たり前で。
 だけど、変化は訪れる。
 『森永がいなくなる』と言うのが、俺にとって震えるほどの恐怖だとは思ってもいなかった。
 ちょっと姿が見えないだけで、あんなに動揺するなんて。
 そんなことを考えながら拭いた食器を片づけていると、風呂から上がった森永がタオルで
頭を拭きながら戻ってきた。
「あ、俺手伝いますね」
「いいよ。もう終わる」
 まだ動揺を隠せないまま吊戸棚の扉を開けようと手を伸ばしたとき、バランスを崩して
身体がぐらついた。
「危ない!」
 森永に抱きとめられて、俺は別の意味でまた動悸が激しくなった。
 風呂上りの温かい大きな身体が、俺の全身を包む。シャンプーの香りがわずかに漂って、
それが自分と同じものだと気づく。
 引き寄せられるように顔を上向けて、森永と目が合った。
 熱い唇が重なると、俺は自然に口を開いてキスに応えた。
 いつものことだが、森永にキスされると身体の奥が温かくなる。
 一番最初のキスの時から、それは変わらない。嫌だと思っていたときだって、本当はいつも
その温かさを感じていた。
 最近それが何かやっとわかった気がする。
「先輩、好きですよ・・・」
 キスの合間にそう囁かれて、さっきまでの漠然とした不安が消えていった。
 信じていないんじゃない。俺に自信がないだけた。
 森永を引き止められるものを自分が持っているか。森永はそれで幸せか。
 だけどそんな不安は、森永の体温を感じながら唇を重ねていると消えてしまう。
 唇から伝わる森永の気持ち。身体の奥から湧き上がる温かさ。
 そして、その温かさはいつしか・・・。
「先輩・・・」
 森永は顔を上げると甘く優しく微笑んだ。
 俺が呆然と見ている間に、身体を離してリビングのドアの間に立って手を伸ばした。
「俺のところに、来て・・・」
 体の中の温かさは、熱さへ変化していた。
 男の生理現象なんて関係ない。これは森永だから起こることだ。森永でないとこんな
ふうにはならない。
 俺は震える足を一歩踏み出すと、森永の手に自分を委ねた。




 それからしばらくの後、熱さが治まった俺は森永の腕の中でまどろんでいた。
 森永は上機嫌に俺の絡まった髪を梳きながら鼻歌なんて歌っていた。
「その締りのない顔をどうにかしろ」
「え?えへへ。嬉しいから仕方ないですよ」
 森永はそう言いながら俺を引き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
「今日はすごくいい日だったんですもん。先輩と一日一緒にいられて」
「毎日嫌ってほど一緒にいるだろうが」
「それでもやっぱり特別ですよ。ああ、同じシャンプーなのにどうして先輩の方が
いい匂いがするんだろ」  
 森永に髪にキスを落とされながら、さっき自分も同じことを考えたのを思い出した。
 朝起きて、一緒にご飯を食べて、一緒に買い物に行って、同じシャンプーの香りを
させて、キスを交わして、抱き合って。
 こんな、何でもない特別。
 これが特別だと気づけたことが、俺には一番の発見だったのかもしれないな。
 俺は眠りについた森永の顔を見つめながら思った。
 森永の腕は眠っているとは思えないほど強い力で俺の腰に回されている。
 俺はそろそろと腕を上げて、同じように森永の腰に腕を回してみた。
 より近づいたのは身体だけではなかった。
 俺は直接感じる森永の温かさに安心して、眠りに落ちて行った。

 





どうやら森永くんもさすーんくおりてぃ
らしいですw

「一緒にいたい」に対するアプローチが違うのは、
ふたりの恋愛経験の差なんでしょうか?
それとも単に森永くんが恋愛体質だからでしょうか?
書いててちょっとおもしろかったです。

まあ、兄さんが「デートしたい!」って
思うはずがないですがww

一番期待されていた?部分を
誤魔化してすみませんでした(´△`)↓
これが今の精一杯・・・。

それでは、ここまでお付き合いくださって
ありがとうございました。

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