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続・裏・藤屋

2011.11.24 22:23|妄想小話
南の国からこんにちは

上↑のタイトル、
もうわけがわからないことになってますがw

そう!べるも環さんの神父さん妄想を
してみました~(´∀`)ノ

しかも!
今回はキョウさんの『ヴァンパイアと神父』
続きなのです~(*´д`*)

環さんの神父さん妄想に乗っかりたいと思いつつも、
当時絶不調だったので参加できず残念に思っていたら、
キョウさんのSSを見て、まさにキタ━(゚∀゚)━!状態w

でも、思ったより長くなってしまって
なかなかまとめられず、時間がかかってしまいました。

キョウさんに細かい設定などをお聞きしてから書いたので、
ちゃんと続編ぽくなっているはず・・・です(汗)

もちろん、環さんの挿絵もあるよ!(*ノДノ)キャ!!

それでは、心の広い方は
続きへどうぞ。

『ヴァンパイアと神父 ~甘い罠~』

ヴァンパイアと神父






 夜のとばりが下りる頃、俺は目覚める。
 決して日の光を望めない、闇の存在。
 永遠とも思える時間をどうやって過ごしてきたのか、あまり思い出せないし、思い出したくもない。
 だが、目覚めとともに『食事』が与えられる環境に遭遇したことはない断言していいだろう。
「ん・・・、ふぁ・・・」
 食事は品よく。
 はるか昔そう躾けられた覚えがある。だが、今の俺はその作法さえも忘れるほどにこの『食事』を
貪ってしまう。 
「あ・・・っ、あ。うン・・・」
 口を大きく開けて、まるでひな鳥のように『食事』を取る。
 すると、待っていたかのように熱い舌が侵入してきて、口内を這い回る。甘い蜂蜜のような味に、
俺の喉がごくりと鳴る。

食事ちゅう

「おはようございます、ソウイチさん」
 目を開けて最初に見るのは、にっこりと微笑むこの男。
「・・・・はよ」
 俺はベッドから起き上がると、さっきまで俺に『食事』を与えていた男を眺めた。
 ひと月前、行き倒れていた吸血鬼である俺を助けたのは、何と神父だった。
 いつもにこにこと笑っていながら、その腹では何を考えているかわからない奴だ。
 その神父に、『食事』を与えられている吸血鬼の俺も相当だがな・・・。
 不幸にも吸血鬼になってしまったが、人間だったことを忘れたくなくてずっと血を吸わなかった
俺は、あのとき本当に死にかけていた。
 それを救ったのがこいつで、しかも・・・。
『あなたの命は、俺がもらいましたから』
『は・・・?どういう意味だ?』
『ふふ。さあ?どういう意味でしょうね?』
 そう言って笑いながら、テツヒロは俺の部屋だと言って地下にあるこの窓のない部屋を用意し、
毎日の『食事』の提供を申し出た。
 血を吸うのが嫌なら、キスをして体液を摂取すればいい、と。
 それからひと月、本当に身動きできないほど衰弱していた身体は、徐々に力を取り戻しつつある。
 そうすれば、こんなところとも、あんな『食事』ともおさらばだ。
 俺はあえてそう自分に言い聞かせているのに気付かないまま、考えていた。
「・・・さん。ソウイチさん?」
「あ?何だ?」
 物思いに耽っていた俺は、テツヒロに話しかけられているのに気付かず、慌てて返事をした。
「もう、聞いてなかったんですね。書斎にある本は気に入りましたか?って聞いたんですよ」
 テツヒロの住む司祭館は、さして広くもなく簡素だが、掃除が行き届いていて清潔だ。
 俺が夜起きて、テツヒロが眠るまでの数時間は一緒に過ごすものの、その後は司祭館の中を
自由に使っていいと言われていた。
 書斎の奥に小部屋があるのを知ったのは、テツヒロがこう忠告したからだ。
『ただし、この奥の部屋だけは入っちゃいけませんよ』
 だが、俺としてはそんな小部屋よりも書斎にある多くの本に興味を持っていて、正直気にして
いなかった。
「ああ。おかげで退屈しない」
「良かった。他に読みたい本があったら取り寄せることも出来ますからね」
 そう言いながらテツヒロは食事を口に運ぶ。
 俺は人間の食事は取らないのに、テツヒロは一緒にテーブルを囲むことを望んだ。
 俺は渋々ながらそれを受け入れ、テツヒロの勧めるワインを啜りながら、彼の話す他愛のない
ことを聞いている。
 教会に訪れる信徒のこと、説教用の原稿の推敲や、時には読んだ本のことで議論をしたりもした。
 ずっとずっとひとりでいたから、こうしてテツヒロと話をしていると不思議な感じがある。と言っても、
テツヒロがほとんどひとりで話しているので、会話とは言えないかもしれないけど・・・。
「じゃあ、おやすみなさい」
 テツヒロはそう言うと寝室に引き上げ、俺はひとりになった。
 食事をしている間に降り出した雨は、夜半過ぎには嵐になっていた。
 俺はブラブラと家の中を歩き回りながら、落ち着かない気分で窓の外を眺めた。
 嵐は、嫌いだ。
 遠い遠い昔、人生を一変させたあの夜。
 永遠にひとりになってしまったあの夜を思い出す。
 忘れてしまいたい。でも、忘れてしまいたくない。
 そんな葛藤から目を逸らすことが出来なくなる。
 俺はそんな気持ちを振り払いたい一心で、書斎に入って行った。
 ここにいるとほっとする。
 たくさんの本と向き合っていると、つかの間の幸せを感じる。本を読むのに没頭していると、
全てを忘れられる気がする。
 司祭館に夜中明かりがついているのを見られるのは困る。俺は夜目がきくのをありがたく
思いながら、今日も何を読もうかと本棚を見た。
 そのとき、テツヒロが言っていた奥の小部屋のドアが開いているのに気付いた。
「何だよ、あいつ。自分で入るなとか言っておいて、不用心だな・・・」
 俺としては中に入るつもりはなく、ただドアを閉めるために部屋に近づいた。
 しかし・・・・。
「・・・・え?」
 窓の外では嵐が猛威を振るい、雷も鳴っているのが聞こえる。
 しかし、俺の心臓もそれと同じくらい荒れ狂っていた。
 部屋は本当に狭く、部屋と言うよりはクローゼットという感じだ。そこに小さなテーブルと、
いくつかの本と書類。
 そして、壁に掛けられた銀色に光る銃と、銀色の弾丸・・・。
「あーあ。見つかっちゃいましたね」
 いきなり声をかけられて、俺は慌てて振り返った。
 そこには、初めて会った時のように不敵な笑みを浮かべるテツヒロがいた。
「そこ、入っちゃダメだって言ったでしょう?」
「お前・・・・。お前はまさか・・・・」
 俺はわななく声で尋ねると、テツヒロは答えるようににやりと唇を歪めた。
 その瞬間、俺はテツヒロを押しのけて駆け出した。
 まさか・・・!まさかテツヒロがハンターだったなんて!
 神父のなりをして、親切そうに微笑んで、俺に『食事』を与えておいて、俺を殺すつもり
だったのだ!
 嵐の中必死に逃げながらも、俺は体力が完全に回復していないのを実感していた。
 身体が重い。足が動かない。飛べない。
 逃げなくてはいけないのに。あいつに狩られるなんて嫌だ。
 俺は・・・・。俺は・・・・!
「うわ・・・っ」
 ぬかるんだ地面に足を取られて、俺は転んでしまう。
「嫌だなぁ、ソウイチさん。どうして逃げるの?」
 みじめに這いつくばる俺を見下ろして、涼しい顔でテツヒロが微笑む。その手には、
銀色の銃があった。
「お前・・・。ハンターだったのか?」
「ハンター、って言っても間違いじゃありませんけど。俺は、ダンピールなんですよ」
「ダンピール・・・?」
 聞いたことのない単語に俺が首を傾げると、テツヒロは少し呆れたようにため息をついた。
「本当に、どちらの世界からも離れて過ごしてきたんですね。ダンピールって言うのは吸血鬼との
混血のことです。俺のようなのって吸血鬼を退治する能力があるから、ハンターを生業にする奴も
いますよ。俺も前はやってましたしね」
「じゃあ・・・」
「ううん。俺はソウイチさんを退治しようなんて思ってませんよ。でも・・・」
 俺はテツヒロに胸倉を掴まれて身体を起こされると、そばにあった木に押し付けられ、
銃を眉間に突き付けられた。
「俺を疑って逃げたのには、お仕置きしなくちゃね」
 油断していた。
 このひと月、テツヒロと一緒にいて、『食事』を与えられて、テーブルを挟んで他愛のない
会話をして、ひとつの時間を共有したつもりになっていた。
 本当に久しぶりの、温もり。
 だけど、忘れちゃいけなかったんだ。俺は闇の存在。
 決して、誰かと時間を共にすることはできないのだと。
「・・・・ずるいなぁ、ソウイチさんは」
 遠くでテツヒロの声が聞こえる。呆れたような、もどかしいような声だ。
「そんなふうに泣かれたら、もう何もできないでしょう?」
「泣く・・・?」
 気付かないうちに、頬には熱い涙が流れていた。
 どうして?怖いから?悔しいから?
 それとも・・・、悲しいから?
「ちっ、違う!雨で濡れてるだけだ!」
「ふうん?じゃあ、そういうことにしておいてあげますよ」
 テツヒロは銃を収めると、俺に顔を近づけて言った。
「でも、忘れちゃいけませんよ?あなたの命は俺がもらうって言ったでしょ?」
「もらうって・・・。俺の命はお前が好きに出来るってことなのか?」
「違いますよ。あんまりひとりでいすぎたから忘れちゃったのかな?」
 そう言いながら、テツヒロは俺の顎を指で捉えると、上を向かせて唇を重ねてきた。
 『食事』?ここで?
 そう思いながらも反射的に口を開くと、ぬるりと舌が侵入してくる。
 きつく吸い上げたかと思ったら、優しく唇をなぞり、俺が応えるまでしつこく反応を
引き出そうとする。
 だが、いつもの渇きを癒すような甘さがない。
 その代わり、身体の奥にある熱が湧き上がってくる感じがする。
「あ・・・っ。あ、ふっ。ん・・・っ」
 漏れ出る声は息苦しさ故ではなく、艶めいた嬌声。
 何だこれ?いつもと違う。これはまるで・・・。
 次の瞬間、かくんと足から崩れてテツヒロに抱きとめられる。
「ふふ。気持ちよかった?」
「な・・・に・・・?」
「いつもと違ったでしょ?『食事』をとらせるためのキスじゃなくて、愛情を伝えるためのキス、
だからね」
「あい・・・じょう?」
 困惑して目を瞬かせている俺を見て、テツヒロは苦笑いを浮かべた。
「伝わらなかったんなら、もう一度やってみるしかないですね」
 テツヒロはそう言うと、俺をもう一度引き寄せて唇を重ねてきた。
 俺が、様々なことについて行けずに失神するまで。





「・・・ふあ。あ・・・っ」
 目覚めと同時に与えられる『食事』は甘くてうまい。 
 でも・・・。
「おはようございます、ソウイチさん」
 今日もまたにっこりと微笑みながら俺を見下ろしてくる男を、しばらくぼんやりと見つめていた。
「あ・・・っ!」
 しかし、昨夜のことを思い出して慌てて飛び起きる。
「身体、大丈夫ですか?」
「身体・・・?って、あ!」
 自分の身体を見下ろすと一糸纏わぬ姿だったので、慌ててシーツを手繰り寄せて身体を隠した。
「俺の服、どこにやった!」
「昨日ずぶ濡れになったから、洗濯したんですよ」
 テツヒロは相変わらずのにこにこ顔で、俺に服を差し出す。
 こんな風に笑っているくせに、昨日はとても恐ろしかった。
 こいつは、ダンピール。吸血鬼を退治する能力を持っている。
「その感じだと、昨夜のこと覚えてるんですね」
「・・・忘れられるわけがねぇよ」
「じゃあ、もうひとつのキスも覚えてますか?」
「・・・・っ!」
 俺がかあっと赤くなると、テツヒロは満足そうにニヤニヤ笑いながら言った。
「本当に世間知らずですよね、ソウイチさん。そもそも、俺が普通の人間だったら、
キスくらいでそんなに体力回復するわけがないでしょう?」
「え・・・?」
「俺がダンピールだから特別に決まってるじゃないですか。だから・・・」
 テツヒロは身を乗り出すと、ベッドで縮こまっている俺に近づいてきた。
「ソウイチさんが血を飲むのが嫌なら、俺と一緒にいなくちゃね。そうすれば、飢え死に
することはなくなりますよ」
 持ちかけられた取引は、罠かもしれない。
 昨夜銀の銃を突き付けられた時の恐怖は当分忘れられそうにない。
 でも、甘い『食事』と熱い何かは俺の理性を打ち砕くほどの魅力があった。
 そんな迷いを見て取ったテツヒロは、勝利を確信したかのように言った。
「取引、成立ですね」
 心底嬉しそうな顔に浮かぶのは、俺をここに引き留めた陽だまりのような笑顔。
 そして与えられた『食事』じゃない口づけに、俺はなすすべもなく瞼を閉じた。

取引成立








テツヒロ、性格悪いねw

キョウさんに、
「森永くんが性格悪くなっていってるのは嫉妬のせいです」
と言ってみたら、
「それは私たちの宿命です」と認めて?もらえましたw

でも、結局は森永くんがいい思いしてるんだから、
別にかまわないよね!( ゚Д゚)チッ

そしてそして!
環さんのイラスト~(*´∀`*)

テツヒロ神父がエロかっこよくて、(*´д`*)ハァハァですね!
その分、ソウイチさんがピュアピュアでかわいいですね!

当初は、タイトル絵のカラーと
ラストのベッドで見つめ合うふたりの白黒の
ふたつのはずだったんですが、

わがままを言って、けしからん朝ご飯w中の
ふたりのイラストも追加していただきました。
なので、カラーイラスト含む3枚も描きおろして
くださったのです!

ありがとうございます&すみません・・・(;´Д⊂)

大きい画像は環さんのところで見れると思うので、
どうぞ、ご覧になってくださいませ!→『藤屋』

さて、夫と妻と間男wという複雑な人間関係で
お送りした今回のトリプルコラボ。
いかがだったでしょうか?ww

これでは終わらない雰囲気なので、
もし何か思いついたら書いてみたいな~と思います。
ねっ?キョウさん?|・ω・*)チラッ

それでは、ここまでお付き合いくださって
ありがとうございました。


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