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ホワイトクリスマス

2011.12.24 01:23|妄想小話
南の国からこんにちは

みなさま
メリークリスマス!

楽しくクリスマスを過ごしてらっしゃいますか?
べるさんはこの三連休ずっと仕事ですよ(´Д`|||)ドヨーン

地域によっては雪が降るとか?
ホワイトクリスマスですね~。

そんな中、書けるかどうか不安だった
クリスマスSS。

数日前まではスルー決定でしたがw
何とか書けました。
出来はどうだかわかりませんが(汗)

それでは、心の広い方は
続きへどうぞ。

『逆転』

 森永の様子がおかしい。
 俺は顕微鏡を覗くふりをして器具を洗う森永の背中をそっと見やった。
 一見長身で爽やかな好青年のように見えるこの男は、実はとんでもない色ボケ野郎だ。
 何かにつけて触れようとしてくるし、キスだってしてくるし、一週間やそこら研修で離れる
と言うだけで、本気で泣き出すような奴だ。
 かなこが言っていたのは何だったっけ・・・。そう、恋愛体質だ。
 何事も恋愛を絡めて考えて行動して、俺には到底理解できない思考の持ち主だ。
 そう、俺とは正反対。
 だけど・・・。
「先輩、終わりました」
 森永が振り返る直前に何とか顕微鏡に目を戻して俺は答えた。
「じゃあ、今度はあのサンプル取っとけ」
「は~い」
 森永は素直にうなずくと、指示されたサンプルを作りにかかった。
 まったく、いつも通りの日常。
 だけど、今日は世間で言うところのクリスマスイブだ。
 俺はそんなこと気づきもしていなかったが、数日前かなこから電話があったとき言われた。
『兄さん、クリスマスどうするの?』
「クリスマス・・・・?ああ、そういやもうすぐか」
『イブは森永さんと過ごすんでしょう?25日は日曜日だから松田さん家でパーティーしようね』
「ああ、わかった。・・・待て。イブがどうしたって?」
『え?だって、恋人ならふたりっきりで過ごしたいでしょう?」
 俺は慌てて恋人のくだりを誤魔化しながら電話を切ったが、直後に考え込んでしまった。
 確かに、森永ならクリスマスがどうのと大騒ぎをするだろう。特に今は。
 だけど当の森永は何も言わず、ついに今日になってしまった。
 いや別に、クリスマスに特に何かしたいわけじゃない。
 クリスマスらしいことは明日全部出来るだろうし、いい年してはしゃぎたいわけでもない。
 だけど、何だろう。このもやもやした感じは・・・?
 自分でもよくわからないので、結局森永に何も言えないでいた。
 時刻が7時を回ると、俺はおもむろに伸びをしてさりげなく言ってみた。
「腹減ったな。雪も降りそうだし、今日はもう帰るか」
「はい。そうですね」
 帰り支度をして校舎を出ると、震えるほど寒かった。
「こりゃあ、本当に降りそうだな」
「寒いですね!急いで帰りましょう!」
 震える身体をさすりながら、足早にアパートまで急ぐ。
 その後ろをついて行きながら森永が手に息を吹きかけているのを見ると、考えるより先に
口が動いた。
「手、貸せ」
「え?」
 驚いた表情で森永が振り返る。
 言ってしまった以上は引っ込みがつかなくて、俺は手を差し出した。
「寒いんなら、手繋いでいってやる」
「・・・いいんですか?」
「言っとくが、アパートまでだぞ!着いたらすぐに離せよ!」
 言い訳がましい俺の主張に異議を唱えずに、森永は嬉しそうに微笑むと俺の手を握った。
「うわっ!先輩の手、冷たい!」
「手の冷たい奴は心が温かいと言うだろうが」
「この寒いのに冷たい手を繋がせておいて、心が温かいとか言うんだ」
 恨めしそうに言いながらも、森永は手を離そうとはしなかった。
「お前、年末は色々予定があるんだろ?」
「う~ん。いくつか断れないものありますけど、忘年会もあんまり出ませんし、先輩の
手伝いは問題ありませんよ」
「・・・そりゃ、助かる」
 そういうことじゃ、ないんだが。
 でも、今まではそうだったはずだ。森永がいないってことは、実験も滞りがちになるわけで。
 そもそも、何でもひとりでやっていた自分がいつの間にこんなに森永に頼りきりになって
しまったんだろう。
 俺はふと、繋いだままの手を見下ろした。
 森永の体温が移った手は、さっきよりも少し温かくなっていた。
 こんなふうに少しずつ、森永は俺を温め続けてきてくたのかもしれない。
 今なら聞ける気がした。ここ数日の俺のもやもやの原因を。
「・・・なが」
「あっ!雪だ!」
 勇気を出して声をかけた瞬間、森永が降り出した雪を見て歓声を上げた。
「雪降ってるの見ると、わくわくしますね~」
「・・・・もういい」
 楽しそうに笑う森永を見ていると、急に思い悩んでいるのがばかばかしくなって、俺は
手を離して先を歩きだした。
「先輩!どうしたんですか?」
「何でもない。寒いんだから、早く来い」
 俺は小走りになりながら、森永との距離を取った。
「先輩、本当にどうしたんですか?ここ数日、妙に不機嫌だし・・・。俺が何かしたなら教えて
ください!」
「別に、何でもないって言ってるだろ」
 追いついてきた森永を無視していると、腕をつかまれて無理やり向かい合わされる。
「それが何でもないって態度ですか!俺に文句があるんなら、いつもみたいにはっきり言って
くれたらいいでしょう?黙り込まれると、こっちが不安になります」
「黙り込むだと・・・?それはお前のことだろうが!」
「何のことですか?俺、本当にわからない・・・」
 この数日悩んでいた分頭にきて、俺は森永に怒りをぶつけた。
「お前が好きだって言わないから!」
「・・・・・えっ?」
「えっ?」
 思わず口からこぼれた言葉は、自分でも耳を疑うものだった。
 俺は今、何て言った・・・?
「ち、違う。そもそもかなこがクリスマスのことを聞いてきて・・・。お前は恋愛体質だから
たぶん、何かあるだろうって・・・。でも、何もないから気になって・・・」
 俺の要領の得ない説明を呆然と聞いていた森永は、やがて嬉しそうに微笑んで言った。
「つまり、俺が俺らしくクリスマスイブを先輩と恋人同士としてやらないのが不思議たっだ
ってことですか?」
「いや、まあ。そう・・・、なような。そうじゃないような・・・」
 森永はくすくす笑いながら、もう一度手を繋いできた。
「俺としてはね、あと一年で先輩とふたりきりで研究室にこもるなんてできなくなるから、
今のうちに満喫しておこうかなって思ってたんですよ。先輩がクリスマスに興味があるなんて
思ってなかったですし」
「別に・・・、興味があるなんて言ってない」
「はいはい。つまりね、イベントにこだわらなくてもふたりで一緒にいられたら幸せだなって
思っていたんですけど、やっぱりこういうのは大事ですよね」
 森永は周囲に誰もいないのを確認すると、身を屈めて一瞬触れるだけのキスをした。
「大好きですよ、先輩」
 情けない話だ。俺は単に安心したかっただけなんだ。
 森永に、好きと言われたかっただけなんだ。
「ふふっ。先輩、顔真っ赤になっちゃいましたね。こんなに寒いのに」
 森永は俺をぎゅっと抱きしめるとすぐに離して、また歩き出した。 
「でも、後でもっとちゃんと温まりましょうね」
「・・・なっ!そんなことしねー!」
 さらに赤くなって反論すると、森永はしたり顔で見下ろしてきた。
「嫌だなぁ。そんなんじゃないですよ。お風呂入りましょうってことですよ。何だと思ったん
ですか?」
 そして、顔を近づけると耳元に囁くように言った。
「それとも、期待してますか?」
「違う!」
 俺は強く否定しながらも、少し考え込んでしまった。
 違うよな・・・・?
 密かに首を傾げているうちにアパートに着くと、素早くドアが閉められた。









クリスマスプレゼントは、あ・な・た♪(´ε`*)チュー

さて。
この後の展開について、三択です!

1.お風呂で温まった後お部屋で(*´д`*)
 
2.そもそもお風呂の中で(*´д`*)

3.お風呂なんてすっ飛ばして、いきなりお部屋で(*´д`*)

あなたなら、どれを選ぶ!?
答えられても、書きませんがw

タイトルがなぜ『逆転』だったかと言うと、
立場が逆転、って意味なんですね、一応。

兄さんの方が、恋愛体質?
ありえないですねw
まあ、クリスマスだし特別と言うことで~♪→逃亡。

それでは、ここまでお付き合いくださって
ありがとうございました。


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