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今年最後の

2011.12.31 14:23|妄想小話
南の国からこんにちは

大晦日ですね。
にーさんイヤーもこれで終わりだと思うと
ちょっと寂しいです(´;ω;`)ブワッ

今年は本当に色々なことがありましたが、
個人的には、とにかく旅行したな、という印象です。
誘っていただいたり、こっちから押しかけたりw
遊んでくださった方、ありがとうございました!

妄想もたくさんしましたね。
100本越えもしましたし(´ω`;)

そんな妄想の締めくくりに、短いのをひとつ。
今回、以前もやったいきものさんの『ふたり』
モチーフになっているんですが、
ちょっと趣向を変えまして・・・。

それでは、心の広い方は
続きへどうぞ。

『抱きしめても』

 俺は足早に大学の構内をいつもの研究室を目指して歩いていた。
 今回もまだ研修だったけど、意外に早く終わった。今の時間ならまだ先輩は研究室に
いるはずだ。
 一週間も会えなかったんだから、どうしてもすぐに顔が見たい。
 先輩はきっとくだらないって笑うけど、俺としては切実な願いだった。
「おう、森永。おかえり!」
 廊下の途中で山口に引き止められた。
「あ、山口。ただいま」
「どうだ?研修、上手くいってるか?」
「うん。一応ね、同期もいい奴ばっかりだし」
「へえ~、良かったな。俺なんてさ・・・」
 山口も色々当たってはいるが難航しているらしい話は以前にも聞いていた。そして、その
愚痴が長くなることも予想された。
 いつもだったらその話をいくらで聞くんだけど、今俺の優先順位は明らかに違っていた。
「あの、ごめん。ちょっと先輩に用事があって・・・」
「そっか、悪い。でも、相変わらずなのな。あの人森永なしでやっていけるのかね」
 たぶん、きっと大丈夫だよ。
 そう思っていても声に出すことは怖くて出来なかった。
 俺はこの5年間、自分なりに先輩の力になってきたつもりだ。文句を言われることは多いけど、
役に立っていたと思う。
 そんな俺がいなくなったら、先輩は少しは寂しいと思ってくれるだろうか?
 ただ不便になるだけで、大して変わりがないと思われてたらどうしよう・・・。
 そんな一抹の不安を抱えながらいつもの研究室のある校舎に着くと、ふと視線を感じて
顔を上げた。
 そこには誰もいなかったけど、俺には色素の薄い長い髪が窓越しにひらめいたのを確かに見た。
 俺はそれだけでもうたまらなくなって、校舎に入ると階段を駆け上がった。
「・・・・先輩!」
 息をきらしながらドアを開けると、先輩はドアに背を向けて顕微鏡を覗き込んでいた。
「先輩、だだいま・・・」
「おう、おかえり」
 そう言いながらも、先輩は顔を上げようとはしない。
 やっぱり先輩は何よりも研究が第一なのかな。さっき窓から先輩の姿が見えたと思ったときは
まるで俺を待っていたんじゃないかと思ったけど、全部気のせいだったんだろうか?
「帰ったんなら、白衣に着替えてこい。そんなスーツじゃ何もできねぇ」
「あ、はい。・・・あの、俺・・・」
 先輩の役に立てることを素直に喜ぶべきか迷いながら踵を返そうとしたとき、ふと気づいた。
 先輩の耳・・・、赤くなってる。
 それに、少し息が上がってる?
 あの窓からここまで帰って来るのに急いでいたから?
 俺を見ていたことを気づかれたくなかったから?
 無視するみたいになっているのは、恥ずかしかったから?
 でも、これは全部俺の憶測。あるいは願望。
 それを確かめるために、俺は今の正直な気持ちを口にしてみた。
「キス・・・、したいな」
「・・・・はっ?」 
 顔を上げた先輩は真っ赤になっていて、それがさっきからそうなのか、今なったのか判断が
つかなくて言葉選びを間違ったことに気づいた。
 でも、顔が見れたからまあいいか。
「久しぶりに会ったから、キスしたいです」
「・・・久しぶりって、一週間だろうが!」
「うん。でも、俺は先輩に会いたくてたまらなかったです。先輩は、違うの?」
 逃げ腰になっている先輩を追いつめて、息がかかるほどの距離で聞いてみる。
 これほど近いと、先輩の心臓がドキドキと高鳴っていることや、動揺して目を泳がせて
いるのがよくわかる。
「・・・・俺のこと、待っててくれました?」 
 その瞬間、先輩ははっと息を飲んで真っ赤になった。
 ・・・ああ、こんなふうに気持ちが伝わってくるのって幸せだな。
 これまでの5年間はもちろん、初めて関係を持って以来、俺の気持ちがどうやったら先輩に
伝わるのかずっと考えてきた。
 どれほど言葉を尽くしても、どれほど身体を重ねても、先輩には永遠に届かないんじゃないかと
思っていた。
 だけど、こうやって身体を触れ合わせているだけで、気持ちが伝わっているのがわかる。
 会いたかった、寂しかった、大好き。
 先輩は上気した頬と、うるんだ瞳で俺を見上げてくる。
 先輩も同じことを思ってるって、うぬぼれていいよね?
 そんな気持ちを封印するように、俺はそっと唇を重ねた。
  

  



 唇が離れて目をゆっくりと開けると、すぐそばに森永の大きな瞳があった。
 嬉しそうに口元をほころばせて、自分の気持ちを何一つ隠すことなくまっすぐに向けている。
 ただひとり、俺だけに向けて。
 こいつの気持ちが俺に伝わっているように、俺の気持ちも伝わっているかと思うといたたまれない。
 だから、絶対に言葉になんてしてやらない。
 ずっと待っていたなんて。
 何故か森永が帰ってくる予感がして、何度も廊下を行き来して窓から外を見ていたなんて。
 勘が当たったのが嬉しくて、でもそれが無性に恥ずかしくてそっけなくしてしまったなんて。
「大好き、先輩」
 森永の口からは驚くほどすんなりとそんな言葉が溢れる。
 それを何の躊躇もなく俺に伝える。
 俺にはそんなことはできない。その代り、森永のネクタイをつかんで引き寄せた。
 触れた先から俺の気持ちが森永に伝わればいいと願いながら。












よかったねぇ、森永くん。・゚・(*ノД`*)・゚・。

いつもは歌詞に沿った妄想をするんですが、
今回は歌詞を逆手にとった妄想をしてみました。

抱きしめたら、想いが届いたよ。

暴君ファン的には、森永くんの恋が実ったのが
とても衝撃的だったと思います。

終わっちゃって寂しいけど、
暴君が好きな気持ちは変わらないので、
来年もまったり行きたいと思います。

それでは、ここまでお付き合いくださって
ありがとうございました。

みなさまどうぞ、よいお年を~(´∀`)ノ
 
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