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眼鏡スイッチ

2012.01.16 23:23|妄想小話
南の国からこんにちは

さて、さっそくですが質問です。

眼鏡は萌えアイテムですか?

先日の環さんの『眼鏡スイッチ』の記事で、
眼鏡スイッチ入ったお客様はいらっしゃいますか?

ハイハイ、ハーイ!(´∀`)ノ
ここにいます!

森永くんの眼鏡姿、かっこよかったですね。
そして、その活用法wも良かったですね。

そんなわけで、またしても環さんの
アイディアに乗っかってみましたw

それでは、心の広い方は
続きへどうぞ。

『スイッチ』
「せんぱ~い。まだ終わらないんですか?」
 森永が少し苛立ったような声で言ったので、俺は密かに身体を震わせた。
 正直、森永が怒るのも無理はないと思う。
 せっかく何時間もかけて帰ってきたのに、会いに来た当の俺は研究室でぐずぐずとしている
のだから。
「ああ、もうちょっとだ。でも、お前先に帰ってていいぞ」
「また、そんなこと言う・・・」
 森永がため息をつくのを聞いて、振り返ることもできない。
 森永が就職して数年。やはり名古屋での勤務は果たせなかったが、幸い新幹線で往復するのに
苦ではない距離に住んでいる。
 毎週と言うわけにはいかないけど、森永は隔週くらいの間隔でマメに帰ってきていた。
 だけど、この一ヶ月どうしても仕事が忙しかったらしく、帰ることが出来なかった。
 そう、一ヶ月ぶり。
 それなのに、俺は森永の顔をまともに見ることもできない。
 今週末は帰れると聞いてからずっと落ち着かなくて、今日はいてもたってもいられなくなって、
つい大学に来てしまった。
 森永は『先輩らしい』と呆れ顔で大学まで迎えに来たが、そこでまた粘って一時間が過ぎた。
「・・・わかりましたよ。俺も仕事してますんで、終わったら声かけてくださいね」 
 そう言って、森永がバッグから何か取り出す音がしたので振り返ってみると、ノートPCを
開いているところだった。
「お前・・・。目、悪くなったのか?」
 それと同時に、森永が見覚えのない赤い眼鏡をしているのを見て思わず声をかけてしまう。
「あ、これですか?普通に生活する分には不便のない程度なんですけど、細かい作業するとき
とかにだけ。買ったの最近なんですけど、似合います?」
 森永はにっこり笑いながら赤い眼鏡をかけた顔をこちらに向けてきた。
 ・・・・そんなこと、知らなかった。
 何も、聞いてない。
 あれだけ一緒にいたのに。
 たった数年、たった一ヶ月そばにいなかっただけで、森永について知らないことが増えていく。
「似合わねー」
 俺は返事を待っているらしい森永に、拳をぎゅっと握りしめながらそっけなく言った。 
「えっ?先輩、ひどい!結構似合ってると思うんだけどなぁ・・・」
 森永はぶつぶつ言いながらもPCの作業を始めた。
 その横顔も、俺の知っている森永とは別人のようだった。
 就職してから長めだった髪も少し切って、幼さの残っていた顔も引き締まって、着るものも
大人びてきて。スーツだって最近さまになってきた。
 こうして大学に残って、相変わらず研究のことばかり考えている俺とは違って、会社でがんばって
いる森永を見ていると、少しだけ取り残されている気がする。
「忙しいのか?」
「うーん。まあ、そこそこですね。でも、山は越えたので大丈夫ですよ」
 PCから目を上げずに仕事をする森永を見ていると、息が苦しくなる。
 やっぱり、言ってやるべきなんだ。
「無理して帰ってくることないぞ」
「え?」
「お互い忙しいんだし、少しくらい会わなくったって仕方ないだろ。そもそも、そんなに頻繁に
帰ってくる必要ないんじゃないか?」
「・・・先輩。それ本気で言ってるんですか?」
 森永が眼鏡を外して立ち上がる。その顔は明らかに怒っていた。
「・・・・本気に決まってるだろ。俺はお前を心配してだな・・・」
「わかりました。もう黙って」
 森永は深いため息をつきながら頭をぐしゃぐしゃと掻くと、PCを閉じた。
「ちょっとコーヒー買ってきます」
 それだけ言うと、研究室を出て行ってしまった。
 俺もため息をついて、椅子にどかっと座った。
 研究なんて、手につかない。今日だって大学に来る必要なんてなかった。
 だけど、一か月ぶりに森永に会ったら言ってしまいそうだった。
 もうどこにも行くな、って。
 ずっと不安だった。いつか、森永にとって俺のところに『帰って』来るんじゃなく、
向こうの方が『帰る』場所になるんじゃないかって。
 ふと、机の上に置かれた森永の赤い眼鏡が目についた。
 変わっていく森永と、変わらない俺。
 赤い眼鏡がその象徴のように思えて、俺は思わず眼鏡を手に取った。
 何となく変な衝動にかられて、俺は自分のを外して森永の眼鏡をかけてみた。
 確かに、俺のと比べると数段度が弱いようだ。視界がぼやける。
「・・・・先輩っ?」
 その声に驚いて顔を向けると、森永がコーヒーをふたつ持って呆然とこっちを見ていた。
「いや、これはその・・・っ」
 俺は赤くなって慌てて眼鏡を外したが、森永はひどく真剣な顔で俺の腕を取った。
「帰りますよ」
「はっ?」
 森永は人の分まで急いで帰り支度をすると、俺の手を引っ張ってアパートまで足早に歩き
始めた。
「おい!急に何なんだよ!」
「先輩はズルいんですよ」
「何がだよ!」
「そんなかわいい格好して!久しぶりの先輩の白衣見てただでさえヤバかったのに、それは反則
ですよ!」
「は・・・・?」
 森永は駆け上がるようにアパートの階段を上ると、ドアを閉めると同時に唇を重ねてきた。
「ん・・・っ!ふぁ・・・っ」
 久しぶりに感じる森永の唇は、覚えている以上に熱く強引に俺を乱していく。
 だけど、森永の手が服の端から侵入してきたとき、その手を止めた。
「やめろ。お前は本当にこればっかり・・・」
「仕方ないじゃないですか。先輩としかしないんだから、久しぶりに会ったら抱き合いたい
って思いますよ」
「・・・・っ!」
「とにかく俺、スイッチ入っちゃったんで。覚悟してくださいね?」
 そう言って満面の笑みを浮かべる森永に青ざめながら、俺は森永の部屋に連れて行かれた。





「・・・・信じらんねぇ!」
 俺は全身脱力してベッドに横たわりながら、隣にいる男に文句をつけ続けた。
「眼鏡したままヤルなんて!お前の眼鏡・・・っ、汚しちまったじゃねえか!」
「俺は構いませんよ。むしろ嬉し・・・」
「黙れ、変態!」
 腐ったことを言う森永を殴ってから、俺は奴に背を向けた。
「いてて・・・。でも先輩、今日いつもより感じてませんでした?」
「そんなわけあるか!」
「そうかなぁ。もしかして、眼鏡してる俺がちょっとだけかっこよく見えました?」
「・・・・!」
 調子に乗ってニヤニヤしている森永の顔面に裏拳をお見舞いつつ、俺は意地でも認めない
つもりで口を閉ざした。
 変わったと思っていた森永が、相変わらず俺だけを見ているのがわかって嬉しかった、
なんて。
「あ!大事なこと忘れてた」
 森永が突然大きな声を上げて、起き上がった。
「何だ、どうした?」
「先輩に夢中でつい忘れてました」
 森永は俺と向き合うと、微笑みながら言った。
「先輩、ただいま」
「・・・・おかえり」
 そんな何でもない当たり前な言葉が、今はひどく嬉しい。
 森永も同じように思っているようで、そっとキスをしてきてきつく抱きしめられた。
「・・・たまにはさ」
「何ですか?」
「たまには、俺がお前のところに行ってやるよ。お前ばっかり帰って来るんじゃ、大変
だろうしな」
「先輩・・・。本当に?」
 森永が目を潤ませているのを見て、俺は恥ずかしくなって言った。
「10回に1回くらいだぞ!お前みたいにマメに会いに行ったりとかしないからな!」
「わかってますよ。嬉しい、本当に嬉しいですよ」
 またベッドに押し倒されて、森永の手が全身を這い出す。
「あ・・・っ!」
「先輩、本当にかわいい・・・。あ、そうだ」
 森永が少し身体を離したかと思うと、ベッドのそばに置いていた赤い眼鏡を手に取って
言った。
「これ、かけてみてくれません?」
「は?何で?度も合わないし、似合わないぞ」
「そんなことないですよ!」
 突然大声を上げたので、俺はびくっと飛び上ってしまった。
「先輩、めちゃくちゃ似合ってましたよ!俺よりずっと!もちろんいつもの眼鏡が一番だけど、
たまには違うのもいいですよね!さっきは先輩のがかかったから、今度は俺のをかけて・・・」
 俺はうっとりと自論を展開する森永から眼鏡を奪うと、渾身の力を込めて真っ二つに折って
やった。
「先輩、ひどい!それ使うのに!」
「寝言は寝て言え。それとも、永眠させて欲しいのか?」
「・・・・すみません」
 俺の本気の殺意を感じたのか、森永はおとなしく謝ってきた。
 その姿はやはり叱られて耳を垂らした大型犬のようで、俺は森永にバレないようにこっそりと
笑った。
 何も心配することはない。こいつは永遠に変わらねぇ。
 妙に安心して、俺は我慢できずに驚く森永を尻目に大声で笑ってやった。


 


 
 




と、言うわけで。
眼鏡スイッチを押されちゃったのは
森永くんの方でした~(´∀`)ノ

兄さんは永遠に時価数億円のマグロwでいてほしいですが、
森永くんもどれだけ大人になったとしても、
残念なイケメンであってほしいですd(´∀`*)ネッ!

個人的には、森永くんには
新幹線じゃ通えないところに勤務してほしい、
と某兄さんスキーさんと話していたんですがw

遠距離恋愛も大変ですからね。
そこそこの距離で我慢してあげましょう。←上から目線w

最後に、いつもながら環さんの妄想に
乗っからせてもらって、ありがとうございました!

それでは、ここまでお付き合いくださって
ありがとうございました。

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